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アルクプレスのkids com雑誌の“みんないっしょにBeGenKi!"ページの記事。

第1回「なぜALT(外国語指導助手)は日本に来るの?」

私たちの多くはJETプログラムで来日しました

 もし皆さんの学校に外国人の先生がいたら、その人がどこから来たのか、また、どうして学校に来るようになったのか、少しは知りたいと思うでしょう。実は、私たちの多くは、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年召致事業)に参加して日本に来ているのです。
 このプログラムは、地球上でもっとも規模の大きい交流事業と言ってもいいでしょう。約6千人の人たちが、いろいろな国から、「地域レベルの国際交流の進展を図る」ためにやってきているのですから。
 日本国外に住んでいる人にとって、日本での生活を経験する機会はなかなか得ることができません。しかし、JETプログラムのおかげで、それが可能になっているとも言えます。プログラムに参加したい人は、まず、母国で応募をし、面接や試験を受けます。もし適格と判断されれば、晴れて日本に来ることができるのです。
 日本のどの地域に赴任するかを選択できる人もいますが、大多数はJETプログラムの担当者によって決定されます。赴任する場所は本当にさまざま。小さな島だったり、山岳地域だったり、冬は雪に埋もれてしまう地域だったりもします。しかし、私たちの多くは、そんな体験をとても貴重なものと受け止めています。

日本に来る理由のひとつは、何と言っても「冒険」です

 しかし、なぜ日本に来るのでしょう。JETもたくさんいますから、理由もさまざまです。しかし、多くの人が日本に引きつけられる理由のひとつは、何と言っても「冒険」にほかなりません。外国に住むということは「挑戦」です。知らない言葉に、見たことのない食べ物など、未知の文化に接するのですから!
 私たちは教師ではないのです。日本を「国際化」するために来ているのです。武道に興味を持っている人もいれば、日本の言葉や習慣に興味を持っている人もいて、もっとそんなことについて知りたいと思っています。「サムライ」「ゲイシャ」の国ってどんなとこだろう、なんていう興味を抱いているだけの人だっているかもしれません。
 私がイギリスに戻ったときに、いろんな人に日本の話をしても、みんな日本のことをよく知らないようでした。「ああ、そうそう、香港ではカメラが安いんだってね」とか、日本と中国をごっちゃにしてしまっている人もしばしば。ヨーロッパで、周りの人に日本のイメージを尋ねても、まあ、最近の「スシブーム」は別として、「サムライ」「ニンジャ」「ハラキリ」なんていうのが関の山。「東京の夜はネオンで明るいんだって?」なんていう答えはましな方です。
 もちろん、私が初めて日本に来たときも、新宿の明るくて未来みたいな夜の風景には言葉を失いました。しかし、ちょっと郊外に出れば、そこの風景はいたって普通だということも発見しました。普通の道路に車が走っていて、普通の家が並んでいて、私の故郷にそっくりだったのです。もちろん、ちょっとした違いに気づくこともありますよ。たとえば、自動販売機がそこら中にあることとか。

江崎玲央奈博士とお会いしたことが、日本への関心を高めたんです

 それでは、私が日本に来た理由はと言うと? 私の趣味のひとつは音楽なのですが、優れた音楽器材のほとんどが日本製だったことも理由のひとつ。それから、大学生だったときに、私は日本の科学の分野、特に、宇宙工学での日本の進歩に関する文献をいつも読んでいました。1997年にドイツで開かれたあるシンポジウムの席で江崎玲央奈博士とお会いできたことが、私の日本への関心をいっそう高めたのです。
 こうしたことに加えて、フランスの大学で開かれたJETプログラムの説明会で経験者の話を聞いたとき、ついに決心しました。「絶対日本に行きたい!」

英語を教えるのは二の次

 日本での生活には辛いこともあります。大きなカルチャーショックを受けてホームシックにかかってしまうこともあります。しかし、日本人の友達や理解のある同僚がいてくれれば、こうしたことは克服できますし、日本での経験ももっと楽しめるようになるはずです。日本には、すばらしい行事や伝統、美しい風景、さらにウルトラモダンな携帯電話にワイド画面のテレビなどがあるのですから!
 私たちが滞在するのは短い期間ですから、日本での体験をすばらしいものにしたいと考えています。来日後、東京での研修中にまず教えられるのが、日本をもっと国際的にすることの重要性です。日本の子どもたちが外国に行ったときに、彼ら自身の体験を充実できるように、私たちの国についてもっと理解してもらいたい。これが私たちの願いです
 楽しい授業をして、英語を教えるのは二の次。子どもたちがもっと心をオープンにして、自分たち自身のことを「国際人」だと考えられるようになってほしいですね。

「世界中の人はみんな同じ」が国際理解で教えること

 道を歩いていて、周りの人と「違う」顔をしているというだけでじろじろ見られる。21世紀になったというのに、これはおかしなことです。クラスのほとんどが日本人の子どもだけだというのも、私にとっては奇妙に映ります。それから、日本人が自分たち自身のことを「日本人」、それ以外の人を「外人」と見てしまう事実。
 私にとっての国際理解は、子どもたちに「世界中の人たちは基本的にみんな同じ」と理解してもらうこと。国や地域によって習慣は違うだろうし、肌の色や顔も違うかもしれません。しかし、私たちはみんな、同じ恐怖、夢、感情を抱いているのです。自分を「国際人」として考えられるということは、「日本人と日本人以外」という狭い考えから抜け出し、「どんな人もひとりの人間として見て、友人にもなることができる」と考えられることを意味します。
 ALTとして、私たちは、日本人の先生たちとも協力して、この経験をより良いものにできるように努力したいと思っています。はるばる日本にやって来てたのですから、一緒に協力をして、子どもたちが世界にはばたいていけるよう、がんばっていきましょう。

Be genki,

Richard



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